フジッコ「インドネシアにおける合弁事業」開始

      執筆者:motoe

フジッコ(本社神戸市、代表取締役社長:福井正一)は、インドネシアにおける日系食品商社の先駆的な存在である「マスヤグループ」の創業者である市原和雄氏ほか2名と合弁事業を開始したことを発表した。同社においては、合弁による海外事業の展開は初となる。「マスヤグループ」は、1987 年に創業したインドネシアの日系食品商社の先駆的な存在であり、以来30年あまり、常温・低温帯物流網を有し、卸売業およびスーパーマーケットなどを経営し、現地で実績と信頼を築いてきた企業。既に本年3月末に出資の上、合弁会社化が完了し、ハラール認証(イスラム教徒認証)を取得した既存の食品工場の改修を5月より進めており、フジッコブランド製品の製造・販売の早期実現を目指しているという。インドネシアでの日本食市場の広がりや、コロナ禍での現地の健康意識の高まりに対応し、同社の企業メッセージ“おいしさ、けんこう、つぎつぎ、わくわく”をキーワードとして、「マスヤグループ」とともに事業の拡大を進めいきたいとしている。事業開始当初はインドネシア国内販売が主体となるが、昆布や豆を通じて健康を提供し、世界中の人々に貢献できる企業を目指すべく、将来的にはアジア諸国やイスラム圏向けのフジッコブランド製品の製造・販売も視野に入れて事業拡大を図っていくという。【概要】■合弁会社名:PT. FUJICCO FOODS INDONESIA (フジッコフーズインドネシア) ■所在地:Jl. Cempaka No.12 Jatimulya-Tambun Selatan Bekasi 17510 Indonesia ■代表者:代表取締役/福澄正規 ■事業内容:豆加工品、惣菜類等の製造 ■資本金:24,838百万ルピア(日本円換算として約 2 億円) ■出資比率:フジッコ/51%、マスヤグループ49%