江崎グリコ「国連食料システムサミット」に賛同
執筆者:shirai
江崎グリコは、持続可能な食料システムへの変革を目指す「国連食料システムサミット」(Food Systems Summit:以下「 FSS 」)に賛同し、コミットメントを提出した。FSSは国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成のためには、持続可能な食料システムへの転換が必要不可欠だという、グテーレス国連事務総長の考えに基づき、開催される国連主催のサミット。2021年7月にイタリア・ローマでプレサミットが、2021年9月にアメリカ・ニューヨークでサミットが開催される予定となっている。Glicoグループをはじめ民間セクターから提出されたコミットメントは、政府のコミットメントとともにとりまとめられ、サミット事務局に提出される予定。 Glico グループは、創業者の江崎利一が、「食品を通じて国民の体位向上に貢献したい」という信念のもと、グリコーゲン入りの栄養菓子グリコを創製したことに始まり、企業理念「おいしさと健康」を実現し、世界の人々が豊かで笑顔あふれる人生を歩めるように、ココロとカラダの健康に貢献することを使命として活動することは、FSSで設定された食料システムの課題である、5つのテーマ「質(栄養)・量(供給)両面にわたる食料安全保障」「食料消費の持続可能性」「環境に調和した農林水産業の推進」「農山漁村地域の収入確保」「食料システムの強靭化」に密接に関係しており、変わり行く時代の要請や期待に応えていくために、FSSのコミットメントに則した活動を継続しいく。 Glicoグループは事業を通じて人々の健康に寄与するとともに持続可能な社会の実現に貢献し、また、資源循環社会の実現に向け企業市民としての責務を果たすため、温室効果ガスの削減、持続可能な水資源の活用、持続可能な容器包装資源の活用、食品廃棄物の削減に取り組みたいとしている。具体的な取組・目標(コミットメント)としては、① 2050年までに温室効果ガス(CO2やフロンガスなど)の100%削減 ② 2050年までに水の使用量原単位を20%削減し(2013年度比)、水質汚染ゼロ化を目指す ③ 2050年までにプラスチックをリサイクル原料に、紙を森林認証紙にそれぞれ100%切り替える ④ 2050年までに食品廃棄物を95%削減する(2015年度比)を掲げている。 □Glicoグループ環境ビジョン2050: https://www.glico.com/jp/csr/about/environment/vision/ □Glicoグループ CSR REPORT 2021(ダイジェスト): https://www.glico.com/assets/files/CSR_REPORT_DIGEST2021.pdf □国連食料システムサミットURL: https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/FAO/fss.html