<コンビニ創業戦記『鈴木貞夫言行録』>(第55回)

      2021/06/22  

第5章『ソフトブレーン・フィールド時代』(その34)

『朝令スピーチ事例集』(その34)

--2021.6・8・(火)

全国の皆さん、お早うございます。毎日の御努力有難う。

心のグータッチを送ります。

昨日は、全米女子オープンで笹生優花選手(19歳)が、日本人4人目のメジャー制覇の快挙という嬉しいニュースがありました。

元気と希望を与えるスポーツの力を実感します。

パンデミック終息の見通しがつかない一方で、東京五輪・パラリンピック開催もあと40日余りに迫っています。

だが、先の見えない不安や焦燥の中で、社会には、弱者に対する暴力や嫌がらせ、パワハラ、セクハラ、カスハラ、煽り運転、

ヘイトクライム、児童虐待、そして自殺、交通事故などの増加で、「とげとげしい言葉」や「人を傷つける暴力」がはびこり、

世界中で大きな社会危機として注目されています。

「この危機にどう対処すべきか」、作家で精神科医・帚木蓬生(74歳)さんの「新聞インタビュー」の提言に共感しましたので、

ご紹介いたします。

帚木さんは、「先が見えない不安と焦燥の状況に向き合うためには、『ネガティブ・ケイパビリティ』という考え方が大切である」、

と提言しています。

『ネガティブ・ケイパビリティ』とは、「思うようにならない状況にめげないためには、

自分の『心の器』を大きくしていくことが重要である」と、次のように語っています。

<世界も、人間も、現実は「どうにも答えの出ない不確実なことばかり」。

人間はそうした曖昧な状態に耐えるのが苦手なので、ともすると『白か黒か』という二項対立で、結論を急ぎがちになる。

ところが、実際の現実は「白「と「黒」との間にある『灰色』ばかり。

腰を据えてよく見ないと、『灰色の中にある問題』を、きちんと見極めることができない。

じっくりと時間を掛けて、『心の器を大きくすること』が大切だ>、と語ります。

そして、精神科医として、患者さん一人一人と対話する時に、自らが実践している『ネガテブ・ケイパビリティ』の具体的要点、

『三つの薬』、を提示しています。

『三つの薬』とは、『目薬』『日薬』『口薬』という人間的な心の薬のことです。

『目薬』とは、「見守る目」のこと。「私は貴方をちゃんと見ていますよ」と云う眼で接すること。

これがあれば、患者も、その苦しみに耐えられる。

『日薬』とは、「時間をかけて待つこと」。すべては時間を懸ければ、なんとかなるものだ。

『口薬』とは、「よく頑張ってますね」と、賞賛やねぎらいの言葉を懸けること。

この『目薬』『日薬』『口薬』の三つの実践が、

「精神科医として『心の器』を大きくしていく臨床の極意である。」と語っています。

この三つの薬・『目薬』『日薬』『口薬』は、その気になれば、誰もが実践出来る事であり、

コロナ禍における「最適・最強のチームマネジメント」につながると確信します。

共々に、「三つの薬の実践」を、日々心掛けてまいりましょう!

(参照・帚木蓬生著『ネガティブ・ケイパビリティ』・朝日新聞出版刊・1430円)

鈴木貞夫年譜」(2021年度第2四半期②)

『5月』 11日・朝礼

       ・役員MT

       ・経営会議

       ・第1四半期報告会

     

    18日・朝礼

       ・アカウント戦略会議

       ・役員MT

    25日・朝礼

       ・役員MT

       ・経営会議

    26日・監査役会

       ・取締役会

『6月」 1日・朝礼

       ・アカウント戦略会議 

       ・経営会議

    15日・朝礼

       ・アカウント戦略会議

       ・役員MT

    22日・朝礼

       ・役員MT

       ・経営会議

    25日・監査役会

       ・取締役会

    29日・朝礼

       ・アカウント戦略会議

       ・役員MT

       ・リスクコンプライアンス委員会

       ・経営会議

     30日・情報セキュリテイ研修会

                              以上   

     <以下次号『鈴木貞夫言行録』(第56回)を掲載します>

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