「トレハロース 脂肪細胞の肥大化抑制」林原研究所
執筆者:編集部
(株)林原生物化学研究所は、機能性糖質トレハロースに「脂肪細胞の肥大化を抑制する効果」のあることを発見し、第31回日本肥満学会で発表する。昨今、糖質や脂質を抑えたゼロオフ市場が急成長しているが、トレハロースは栄養を確保しながらメタボリックシンドロームを抑制するという画期的な発見。メタボリックシンドロームは、内臓の脂肪細胞が肥大化することによって起こるが、実験ではトレハロースを使用することによって、高脂肪食による脂肪細胞の肥大化を抑制、しかも高脂肪食により引き起こすインスリン抵抗性の進行を抑制することも確認された。糖質は本来、生命維持に必須の栄養源であり、体に有益な様々な役割を果している。例えば、脳のエネルギー源は糖質(ブドウ糖)であり、不足すれば能力低下を引き起こしたり、精神的にも不安定となる。脳が食事の満足感を得られず飢餓状態と認識し、さらにエネルギーを補おうと過食になり、摂食障害に陥る場合もある。トレハロースは体内でブドウ糖となって重要な栄養源としての役割を果たし、その上、インスリン分泌が緩やかになる。問い合わせ先 (株)林原 広報企画グループ 横山 拓二。電話、086-224-4315