キリンHD「国連食料システムサミット」へ参画

      執筆者:shirai

キリンホールディングスは、2021年9月に米国ニューヨークで開催予定の「国連食料システムサミット2021(Food Systems Summit:FSS)」への支持を表明し、全ての持続可能な開発目標の達成に向け、コミットメントを提出。同社は、持続的な食料システム、特に「環境に調和した農業の推進」の実現に貢献するため、持続可能な生物資源の利用に取り組むことを表明した。具体的には、①2025年末までに、スリランカの小規模紅茶農園10,000農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得を支援し、以後も支援を継続する。 ②2021年末までに、ベトナムの小規模コーヒー農園700農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得を支援し、以後も支援を継続する。 ③2020年に達成したキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの紙容器FSC認証紙使用比率100%を海外も含めたグループ企業全体に拡大していく。 ④今後も継続して、パーム油について持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)が承認する方法で100%対応する。 と4点となっている。また、今回の参画にあたり、同社代表取締役社長 磯崎功典は「キリングループは、自然資本を起点としたビジネスを営む企業として、2010年に「キリングループ生物多様性保全宣言」を発表して以降、バリューチェーン上流の主に原料農産物に関わる環境や人権の問題に早くから課題認識をもって対応してきました。今年開催される生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)においても、リーダーシップを発揮して持続可能な生物資源を利用している社会を目指し取り組んでいきます。」とコメントしている。<参考>・キリングループ環境ビジョン2050 https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2020/0210_01.html ・国連食料システムサミット(Food Systems Summit:FSS)」(農林水産省HPより) https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/FAO/fss.html