キリン「麹レモンサワー」リニューアル

      執筆者:motoe

キリンビール(社長:布施孝之)は、同社のRTD史上初めて使用した「麹」により「皮ごと搾りレモン」のうまみを丁寧に引き出した「キリン 麹レモンサワー」(350ml缶・500ml缶)を9月製造品から順次リニューアルし、全国発売する。同商品は、「麹によりレモンサワーをさらにおいしくする」という新しい提案が消費者に受け入れられ、2020年10月の発売以来260万ケースを突破。また、2021年の年間販売目標に対し、8月末時点で約8割の進捗となっており、好調に推移を見せている。RTD市場は他の酒類カテゴリーからの流入により近年拡大傾向が続いており、そのうち約8割がビール類からの流入となっている。同社が実施した調査によると、ビール類ユーザーがRTDに期待していることとして“素材感”や“品質感”が上位にあがっているが、同商品は、「素材にこだわっている」「丁寧につくられている感じがある」「品質がよさそう」などのブランドイメージを獲得しており、RTDユーザーだけでなく、ビール類ユーザーからも支持を獲得しているという。さらに、RTD市場におけるレモンフレーバーの販売動向は、2020年では前年比約3割増、2021年1-7月では前年比約1割増となるなど、消費者から継続した支持を得ているが、好調の背景には、RTDに対する「すっきりしていて飲みやすい」「食事に合う」など食中酒としてのニーズが伸長していること、中でもレモンフレーバーの相性が良いことや、RTDにおけるレモンフレーバーの品揃えが豊富となっていることなどが挙げられる。同商品は、「麹」が引き出す「皮ごと搾りレモン」のうまみや、食事に合うおいしさを追求した、丁寧に手間ひまかけてつくったおいしさのレモンサワーで、食事と一緒に飲んでもらうことで食事をより引き立たせる味わいが特長。味のバランスが良く、和食などの家庭的な料理との相性が良いことも評価されている。今回のリニューアルのポイントは、皮ごと搾ったレモン感をさらにアップさせ、さらに飲みやすく飲み飽きない味わいを実現。シュワシュワッと食事に合う、すっきりレモンサワーに仕上げられている点。また、パッケージも、商品ロゴを強化して視認性を高め、よりみずみずしいレモン感が引き立つように果実イラストを変更し、裏面にレモンジャーとグラスを配することで、直観的なおいしさの訴求が強化されている。アルコール分:7%、オープン価格。