コスト急増による農畜産業者の破綻

      執筆者:編集部

新型コロナウイルスによる不況は外食、飲食業に集中しているようにいわれるが、さらに深刻な影響を受けているのが農畜産生産者。原油の値上げで肥料、飼料が大幅にコストアップ。農畜産生産者の経営を圧迫している。農畜産業者のほとんどは零細生産者で、家族経営が多い。こうしたなか、エサ代が一月、200万円アップしています、と嘆くのが養鶏業者。月間売り上げにも匹敵するコストアップに音を上げるのは当然だ。行政はなにがなんでもコロナの新規発生を抑えようとするが、それに対する助成があてにならない、従って困るのは多くの弱小業者。いずれ経営破綻に追い込まれるのは目に見えている。まじめにコツコツ経営を続けてきた業者を救うのが行政のはずだが、その動きは感じられない。使用に耐えられないマスクの保管料や公園に張りめぐされた進入禁止の高級柵など、無駄な税金が使いほうだいのなか、もう少し仕事をしろというのが世間の声だ。いずれにしてもコロナの影響で倒産、廃業に追い込まれている企業は多い。結局は税金の減収につながり、しいては公務員の減給につながる(これはないか)。コストアップを販売価格に転嫁することは簡単だが、それができないのが零細業者。早急に何とかしなければ崩壊につながる。