コカ・コーラシステム「国内の水資源保全戦略」強化

      執筆者:motoe

日本コカ・コーラ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)と、コカ・コーラ ボトラーズジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長 最高経営責任者:カリン・ドラガン)は、丹波山村(山梨県)および八王子市(東京都)とそれぞれ協定を締結し、コカ・コーラ ボトラーズジャパン多摩工場(東京都東久留米市)周辺流域における持続可能な水資源の保全を推進すると発表した。日本のコカ・コーラシステムではかねてより、製造過程における水使用量削減(リデュース)、製造過程で使用する水の循環(リサイクル)、水源涵養(リプレニッシュ)に取り組んできたが、特に水源涵養においては2016年に国内の水源涵養率100%を達成したのちも、各工場と周辺流域における水資源保全活動などを継続してきた。今回の両自治体との協定締結は、2021年に米国ザ コカ・コーラ カンパニーが策定した「責任ある水の利活用と水資源保全のためのグローバルフレームワーク(以下、「2030年水資源保全戦略」)」に基づく新たな活動であり、「2030年水資源保全戦略」では「OUR OPERATIONS(工場の運営)」「OUR WATERSHEDS(流域)」「OUR COMMUNITIES(地域社会)」の3つの観点で持続可能な水資源の保全と利活用を推進する。今後、日本コカ・コーラならびにコカ・コーラ ボトラーズジャパンは両自治体と連携した水源涵養活動を通じて2030年までの多摩工場の水源涵養率100%の達成を目指すほか、流域全体の健全化や生物多様性の保全にも取り組んでいくとしている。またこの活動により日本のコカ・コーラシステムでは、最終製品を製造する全国21工場周辺の19流域すべてにおいて、2024年末までに100%以上の水源涵養率を達成できる見込みという。日本のコカ・コーラシステムの水資源保全に関する取り組みは以下ウェブサイトでも紹介されている。https://www.cocacola.co.jp/sustainability/resources/water