キユーピーグループ「環境ビジョン2050」策定
執筆者:shirai
キユーピーは、2025年度からの11次中期経営計画を機に、2050年を見据えた新たな環境ビジョン「キユーピーグループ 環境ビジョン2050」を策定した。キユーピーグループは創業以来「良い商品は良い原料からしか生まれない」という考えを大切に、長年にわたり環境負荷軽減に努めてきた。近年、気候変動問題や海洋プラスチック問題など、地球環境を取り巻く課題はますます深刻化。このような状況を受け、キユーピーグループは2018年にサステナビリティに向けた重点課題を特定し、サステナビリティ目標を設定して取り組んできた。しかし、環境問題の解決にはより長期的な視点に基づいた取り組みが不可欠であると考え、新たな環境ビジョンを策定。「キユーピーグループ 環境ビジョン2050」はグループの品質第一主義に基づく環境活動と、これから注力していく活動を改めて整理し、キユーピーグループがめざす将来像を示したものとなっている。「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3つの分野における環境課題に対して、より積極的に取り組むことで持続可能な社会の実現に貢献することをめざしており、事業所や工場における省エネ活動の推進、環境配慮型製品の開発と普及、 製造工程における水の節約、再利用促進、食品ロス削減に向けた取り組みの強化、生物多様性に配慮した事業活動の展開、環境保全活動への参加と支援などに取り組み、社会の構築に貢献するとともに、企業価値の向上をめざしたいとしている。「キユーピーグループ 環境ビジョン2050」ページ:https://www.kewpie.com/sustainability/management/environment/#vision