キリン「生成AIツールBuddyAI」展開拡大
執筆者:motoe
キリンホールディングス(社長COO:南方健志)は、「人がやらなくてよい仕事」をAIに代替させて生産性を高めて価値創造に直結する時間を創出することを目指し、キリングループの生成AIツール「BuddyAI」を国内従業員約1万5,000人に5月より展開を拡大する。「BuddyAI」という名称には、従業員の「Buddy(相棒)」としてAIが日常的に使用される状態を実現したいという意図が込められており、定型業務を代替するだけでなく、創造的な業務にも協働者として関わり、人の力を引き出すことで生産性を向上させることを目的としているという。2024年にマーケティング部門で先行導入した結果を受けて、国内従業員への展開拡大においては、より使いやすいUI/UXの開発やプロンプトテンプレートの改良といった機能面の拡充が行われたが、今後は、各部門(マーケティング・営業・研究開発など)において、それぞれの職種ニーズに応じた機能を「BuddyAI」に追加搭載していくことで、さらなる業務効率化と価値創造を支援。同取り組みによる全体での時間創出は年間で約31万時間を見込んでいという。また、同社は、2024年より「KIRIN BuddyAI Project」を推進しており、2024年11月にはマーケティング部門の従業員約400名を対象に「BuddyAI for Marketing」を先行導入。同先行取り組みは、年間で約2万9000時間の時間創出を見込んでいましたが、機能改良やユーザー教育が進んだ結果、当初想定を上回る約3万9000時間の時間創出効果が得られる見込みとしている。