DNP「福岡市でキッチンカー情報を活用した実証実験」
執筆者:motoe
大日本印刷(DNP)は、福岡地域戦略推進協議会(FDC)、九州先端科学技術研究所、株式会社Mellowと共働して、「福岡市データ連携基盤」を活用した実証実験を7月15日より開始した。同プロジェクトは、この基盤で取得するキッチンカーの情報(位置・料理カテゴリー・営業時間等)と、DNPが提供するSNS連動型デジタルマップ「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム<Place2B(プレイストゥビー)>」を連動させ、キッチンカーの最新情報をスマートフォンやパソコンの地図上で確認できるようにするというもの。福岡市は日本からアジアに向けた玄関口であり、ビジネスや観光の拠点として成長しているが、その一方で、市の中心エリアである天神地区周辺は古い建物も多く、耐震性や設備面での課題を抱えており、今の時代に合った都市機能の整備が求められているのが現状。そこで福岡市は、民間による建て替えを後押しする特例措置を導入し、「天神ビッグバン」と名付けた再開発を推進しているが、天神エリアでは飲食店の減少による混雑から「ランチ難民」とよばれる状況が発生していた。こうした課題の解決に向けて4者は今回、「福岡市データ連携基盤」を活用して、情報端末のディスプレイ上でキッチンカーを可視化し、生活者がランチタイムに飲食店を見つけやすくするなど、利便性の向上を図ることで、観光客や地域住民をはじめ、誰もが利用しやすい“ユニバーサルなまちづくり”の実現を支援していきたいとしている。【実証実験概要】■名称 : 福岡市データ連携基盤利活用による民間データ・ソリューション連携およびビジネスモデル拡大可能性実証実験 ■期間 : 7月15日~8月29日(場合によっては延長あり) ■対象者 : 福岡地域戦略推進協議会(FDC)会員 ■対象エリア : 福岡市の天神・博多地区を中心とした都心エリア ■DNPの役割 : 「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム『Place2B』」の提供 ■関連ページURL : https://fukuoka-dc.place-2-b.jp/web/tourist-map