キリン「L.ラクティス抗ウイルス研究」発表

      執筆者:shirai

キリンは独自素材L.ラクティス プラズマが免疫細胞pDCのアデノウイルスに対する抗ウイルス応答を速やかに誘導することを確認したと発表した。ヘルスサイエンス研究所は不活化アデノウイルス単独刺激と同素材との同時刺激を比較し、短時間条件では抗ウイルス性物質IFN-αの産生量が有意に上昇したと説明した。長時間条件では差は見られなかったが、pDC活性化を介した効果は新型コロナやインフルエンザなど既報の成果に続くもので、アデノウイルスに関する報告は初めて。日常生活で身近な感染症への対応として意義が高いとして、今後も多様なウイルスに対する研究を進め、免疫機能維持に貢献するとした。