明治乳業、ヨーグルトで健康増進、中間報告を発表
執筆者:編集部
明治乳業(株)は、山形県舟形町、佐賀県有田町の健康増進活動に対する協力の一環として、両町の保育園・幼稚園児、小中学生全員、関係職員の方に1073R-1乳酸菌(以下、R-1乳酸菌)を使用したヨーグルトを、給食時または登校時間中の可能な時間帯に摂取できるように継続的に提供してきた。それに並行し、地域での健康状態を公共機関と連携し調査している。インフルエンザ感染による学級閉鎖が16件発生している佐賀県であるが(2010年12月24日時点)、現在の所、佐賀県有田町の園児・小中学生では、学級閉鎖ゼロとなっている。また、山形県舟形町においてもインフルエンザのウイルス感染報告はゼロという結果になった。R-1乳酸菌は「EPS(多糖体)」を多く産生する特性があり、このEPSに、ウイルスやガン細胞を攻撃するNK細胞を活性化する効果があることが複数の共同研究において実証されている。さらにインフルエンザウイルス(A型H1N1亜型)の抑制に効果があることが、マウスを使用した動物実験で確認されている。同社ではさらに調査を続けるとともに、結果の分析を進めていくとしている。