高瀬物産「50周年記念と業績について」記者会見
執筆者:編集部
高瀬物産㈱は今年7月で創業50周年を迎えるが、その近況報告が6月15日、開催中の高瀬物産展示会場で行われた。出席したのは高瀬孝三社長、木村光男副社長、高瀬知康副社長のトップスリーで、高瀬社長は「外食産業は景気低迷で厳しい状況が続いているが、業界が一丸となってこの状況を脱却していかなければならない」と外食産業の置かれている状況を説明した。高瀬副社長は業績について「第49期の売り上げは期首予想を下回り4%ダウン、収益は16%アップで結果的には減収増益で着地の予定。減収は景気回復の遅れや需要減退によるもので、新年度は50周年を契機に巻き返しをはかる。売り上げ目標は5%としているが、これを上回る売り上げを達成したい」と前向きに述べた。50周年テーマとしては「ありがとう50周年 外食応援企業の新たなスタート」とし、人と人とのつながりを最優先に、良い人、良い品、良いサービスを上げ、外食総合サポート企業を目指す。第50期の基本施策として1、物流機能の強化、2、商品力強化、3、各カテゴリーの確立、4、適材適所の見直しと動く組織の確立と教育指導の4本柱を掲げた。同社ではこの4月から生鮮三品の取り扱いを本格的に始めたが、取引先の引きもよく順調に展開している。今展示会にも生鮮三品のコーナーを設置しているが、得意先からは一括仕入れができて便利になったという声が出てきている。