日本チェーンストア協会「3月販売13ヶ月ぶりプラス」

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は、会員企業57社・7947店の3月度チェーンストア販売統計を発表した。総販売額は1兆446億5462万円で、既存店ベースの伸び率を示す店舗調整後の前年同月比は101,7%であった。部門別では、食料品が6456億9889万円で同99,77%、衣料品1098億1383万円で同107,1%、日用雑貨品などの住関品が2121億7758万円で同103.7%、サービスは32億6702万円で同87.8%、その他は736億9730万円で同107,3%であった。3月度は、食品は、農産品が相場安の影響もあり不調だったが、節句、花見関連商品の動きが良かった。また、気温が高めに推移したことから春物衣料が好調だったことや住関品では花粉・PM2,5対策関連商品の動きが良かったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、13ヶ月ぶりにプラスとなった。商品別の動きでは、農産品は、カット野菜は好調だが、相場安の影響からキャベツ、白菜、じゃが芋、サラダ野菜が不調。果物はイチゴ、リンゴ、柑橘の他カットフルーツも好調だった。畜産品は、和牛、国産牛は好調だが、豚肉や鶏肉は不調。また、ハム・ソーセージ、鶏卵は不調に終わった。水産品は、たい、たこ、いかなどの刺身類、ホタルイカ、あさりの他一汐開きなども好調だったが、冷凍まぐろや塩干魚、たらこ・明太子などが不調だった。惣菜は、温惣菜では、唐揚げ、スナック類が好調だったが、中華は不調だった。また、要冷惣菜では、サラダなどの洋惣菜、和惣菜ともに強調、寿司、米飯も好調だった。その他食品は、米、飲料、乳製品、冷凍食品、アイスクリームは好調だったが、ベーカリー、漬物、練製品は不調だった。