矢野経「2013年度のスマート農業について調査」
執筆者:編集部
矢野経済研究所は2013年度のスマート農業について調査を行った。それによると2013年度スマート農業の国内市場規模は66億1400万円となり、内訳は、栽培支援ソリューションが32億1300万円(栽培支援ソリューションの内訳:農業クラウド8億3600万円、複合環境制御装置12億6700万円、畜産向け生産支援ソリューション11億1100万円)、販売支援ソリューションが8億3100万円、経営支援ソリューションが14億5000万円、精密農業が11億1900万円であった。スマート農業国内市場は、2014~2016年度は農業クラウド・複合環境制御装置・畜産向け生産支援ソリューションなどの栽培支援ソリューションが牽引し、2016年度以降は、気象予測と連携した販売支援ソリューションや経営支援ソリューションが拡大し、2020年度には308億4900万円までの市場拡大を予測する。現在、産官学における農業機械作業データの標準化・データ情報の共有化を目指しており、こうした取組みにより更なる市場拡大が期待される。