中野BC「コウヤマキ使用の和製クラフトジン」新発売
執筆者:motoe
和歌山の酒造大手、中野BC(海南市)は、針葉樹「コウヤマキ(高野槙)」の葉とミカン・レモンの果皮、山椒の種の、4種類の和歌山産ボタニカル(ジンに香りや味を付ける草根木皮=香味植物)を使用した、同社初のジンであるクラフトジンを新発売する。同商品は、その土地由来のボタニカルで香味付けをすることにより個性を引き出す、いま世界的ブームの「クラフトジン」(地ジン)。ジンの定義であるジュニパーベリー(セイヨウネズの果実)に加えて、自然豊かな和歌山ならではの4つの厳選素材(「コウヤマキの葉」「温州ミカン果皮」「レモン果皮」「山椒の種」)で香味付けした、日本発・和歌山発の“和製クラフトジン”となる。特に希少価値の高い針葉樹「コウヤマキ」の葉を、酒類や食品の原料として使うのは、世界でも初めで、「コウヤマキ」は、エッセンシャルオイル(精油)の原料やファーストクラスのおしぼりに使われるほどの香りが良く、今回のクラフトジンの香味付けのメーンに選定されたという。その上質で清らかな“森林の香り”が、かんきつ類ならではの華やかな甘い香り(温州ミカン)とスッキリとした爽やかな香り(レモン)と上品に混じり合い、アクセントのピリっとした山椒が後味を、ジンらしくキリッと引き締めているのが特徴。
なお、同社では、同商品の発売に伴い、新商品の試飲・発表会を10月31日に東京・銀座のBAR「三石」(中央区銀座6)で開催する。当日は、ローリングシェイクの数少ない継承者で、カクテルコンペで3度の日本一に輝いたBAR「三石」のオーナー、三石つよしさんが、本クラフトジンを使ったカクテル3種(ショート、ソーダ系、フルーツ系)を実演でつくるほか、バーテンダーから見た本商品の魅力や、BAR業界で話題のクラフトジンの動向などについても披露する予定だ。