日本製粉「ニップンに商号変更」
執筆者:motoe
日本製粉は、5月25日開催の取締役会において、6月26日開催予定の同社第 196 回定時株主総会で承認されることを条件として、商号を「ニップン」(英文表記:NIPPN CORPORATION)に変更することを決議したことを発表した。同社は、1896年(明治29年)に民間では日本で最初の近代的機械式製粉会社として創立され、以来124年にわたり、社会の発展とともに歩んできた。製粉を基盤事業として展開しつつ、これまで、食品、中食、ヘルスケアなど、グループ会社を含めて事業の多角的に展開、特に、近年は食をめぐる環境変化に対応し、グループ全体で食品事業等のウエイトが高まっている。このため、製粉という特定の事業を表現した現在の商号では、同社および同社グループの実状を十分に表さなくなってきているのが実情であり、このほど創立以来の商号を変更することにより、同社は新たに、名実ともに多角的総合食品企業として成長することを目指していくこととしたという。従来からの呼称「ニップン」を新商号に用い、より親しみをもってもらえる会社として、更なる事業の拡大、発展を図っていきたいとしている。なお、変更予定日は2021年4月1日を目途とし、2020年9月末日までに開催される取締役会において決定することとしている。