キリン「取手工場」にペットボトル製造設備を新設
執筆者:shirai
キリンビールは、「TAPPY(タッピー)」、「キリン ホームタップ」などの好調を受け、さらなるペットボトル商品の販売数量増加に備えて、キリンビール取手工場にペットボトル製造設備を新設し、2022年8月の稼働を予定している。同社は2タップのサーバーの「TAPPY」および会員制生ビールサービスの「キリン ホームタップ」を今春より本格展開。「TAPPY」では飲食店における業務負荷軽減や食品ロスの削減による社会課題の解決に取り組み、「キリン ホームタップ」では「つくりたてのおいしさをお届けする」ことや「ビールサーバーから注ぐ楽しさ」など新たなビール飲用体験を提供することで、新規事業を通じてビールの魅力化・ビール市場の活性化に取り組んでおり、「TAPPY」は飲食店から、「キリン ホームタップ」は会員から高く評価を得ている。今回、2017年3月よりペットボトル商品の製造を開始している横浜工場に続き、関東エリアで2拠点目となるペットボトル製造拠点を取手工場に設けることで、同社の新たな成長エンジンとして「TAPPY」、「キリン ホームタップ」を中心とした新規事業を育成し、ビール市場をさらに活性化していくことを目指すとともに、製造能力を確保することで、高品質な当社のペットボトル商品の供給に加え、需要に対して柔軟に対応しながら着実に製造・配送していく。■稼働開始時期:2022年8月(予定) ■導入工場:キリンビール取手工場(茨城県取手市桑原188-1) ■製造能力:約50,000KL/年 ■投資額:約36億円 ■製造対象商品:酒類商品の1L・3Lペットボトル