伊藤園「第20回地球環境大賞」で環境大臣賞を受賞

      執筆者:編集部

伊藤園はフジサンケイダループが主催する「第20回地球環境大賞」で環境大臣賞を受賞、9月20日、明治記念会館で表彰された。地球環境大賞は環境型社会の実現に寄与する商品、サービス、技術などを表彰するもので、今回、茶殻を有効活用する「茶殻リサイクルシステム」が評価された。茶殻は茶ポリフェノールなどの有効成分が多く残存しており、消臭、抗菌効果といった機能性がある。一方、茶殻は多量の水分を含み、腐敗しやすいため、有効活用するには石油資源などを使用して乾燥する必要があり、その場合、CO2が排出される。同社では水分を含んだままの茶殻を乾燥きせることなくさまざまなものに配合することに成功、環境負荷を抑えながら有効活用する独自の技術「茶殻リサイタルシステム」を開発した。石膏ボードやコンクリート、樹脂製品、ダンボール、封筒などに活用でき、お茶の消臭,抗菌作用なども付加される。