キリンHD「エタノール処理酵母がワイン中の鉄低減」

      執筆者:編集部

キリンホールディングス(キリンHD)のフロンティア技術研究所はメルシャンと共同で、エタノールに浸漬した酵母がワインや果汁中の鉄を効果的に低減できることを明らかにし、成果を3月24日の日本農芸化学会2012年度大会で発表した。ワインの中の酵母の働きに注目し、約1か月にわたって発酵を行いながら鉄の量を測定したところ、発酵後の酵母が死滅すると急速にワイン中の鉄が減少することが分かった。そこであらかじめ準備したエタノール処理酵母をワインに入れて試験を行ったところ、ワインの鉄の量は1mg/L以下まで減少し、官能評価でも魚介類と食べ合わせて生臭みをほとんど感じることがないレベルであることが分かった。