【第41回】熱を加えても美味しい「馬込半白きゅうり」

      執筆者:編集部2

  6月にNPO法人ミュゼダグリの講座で、「寺島なす」と「馬込半白きゅうり」使ったが、台風の影響もあり、地元小金井産の「寺島なす」が少量であったので、「馬込半白きゅうり」を主に使った料理となった。 

*「馬込半白きゅうり(馬込半白節成きゅうり)」は、一般的な今主流になっている白イボやイボなしきゅうりとは違い、黒イボが有る種類で、水分が多少少なく、皮が厚めである。最大の特徴は、皮の色で、茎についている部分に近い方が2~3割緑色で、残りの7~8割が白いことである。また、普通のきゅうりよりも円筒型で短めである。

さらにこの講座では、以前から親交のあった石巻市の山口さんから「震災に負けずに頑張っているところの食材を送ります。」と、講座に合わせて送っていただいた「塩蔵三陸わかめ」と「牡蠣味噌」も使わせていただいたメニューとなった。

メニューは以下の通り

・馬込半白きゅうりの牡蠣味噌かけ 

・寺島なすの牡蠣味噌田楽 

・馬込半白きゅうり・三陸わかめ・たこの煎酒和え 

・馬込半白きゅうりとコリンキーのサラダ 

・馬込半白きゅうりの煮物

・胡麻しそご飯

・馬込半白きゅうりのいも床漬け

・寺島なすのジャム(ヨーグルトに添えて)

きゅうりの料理というと、サラダや浸けものを思い描くが、熱を加えた料理もなかなか美味しいので、皆さんにご紹介した。

今回は「、馬込半白きゅうりの煮物」をご紹介する。

●馬込半白きゅうりの煮物

<材 料> 4人分

・馬込半白きゅうり3本 ・玉ねぎ大さじ2(みじん切り) 

・干し椎茸2枚(みじん切り) ・鶏ひき肉150g ・塩少々 ・胡椒少々 

・水カップ2 ・酒カップ1 ・砂糖カップ1/2 ・醤油カップ1/3 ・片栗粉

<作り方>

1. 馬込半白きゅうりは、両端を切り除き縦に2~3か所皮をむき、皮に軽く切り込みを入れ、横半分に切って種の部分を取り除く。

2.  ボウルに鶏ひき肉、塩、胡椒、水少々、玉ねぎ、椎茸、片栗粉少々を加えてよく混ぜ、馬込半白きゅうりに詰める。

3.  鍋に調味料を入れ煮立て、2を加えてきゅうりが軟らかくなったら、火を止めそのまま冷まし、冷蔵庫で冷やす。

4.食べやすい大きさに切って、器に盛る。

☆    酒井文子の江戸東京野菜料理講座(チラシをクリック)

☆酒井文子の江戸東京野菜レシピバックナンバーは、                                                こちら→https://fv1.jp/blog_sakai/backnumber.html

大竹道茂江戸東京野菜ネットは、                                                               こちら→https://fv1.jp/chomei_blog/?author=5  

☆江戸東京野菜通信「大竹道茂の伝統野菜に関する情報」は、                                          こちら→ http://edoyasai.sblo.jp/ 

☆ NPO法人日本食育ランドスケープ協会「心と体にやさしい野菜アレンジ」
    暮らしの手帖社 好評発売中!http://jasla.org/index_start.php