「豆乳、過去最高の279,964kl(前年比105.8%)」

      執筆者:編集部

日本豆乳協会(会長:重山 俊彦)は2014年度豆乳市場の動向について、農林水産省より発表された「豆乳等生産量等調査」を検証したところ、年間総生産量は過去最高の279,964kl(前年比105.8%)となった。これで生産量は6年連続、増加となる。分類別に見ると豆乳(無調整)は前年同期比113.7%、調製豆乳は103.7%、果汁入り豆乳飲料は107.7%、その他豆乳飲料は106.2%と、いずれのカテゴリーでも伸びている。特に10月~12月期豆乳(無調整)の伸びが顕著で124.1%、調製豆乳は117.2%と好調。なかでもプレーンタイプ(白)の生産量の増加が、市場全体を牽引している。豆乳市場が拡大し続けている要因として、健康や美容意識の高まりや、豆乳に対する理解が深まっていることが挙げられ、特に豆乳(無調整)や調製豆乳のようなプレーンタイプの豆乳が全体の約75%を占めている。豆乳協会では、これらのプレーンタイプの豆乳の安定的な成長について、飲用としてはもちろん、鍋やスムージー、ラテなどに用いる人が増加し、豆乳の用途が拡大してきていることが一因と分析している。豆乳協会では、豆乳の知識や理解を深め、興味・関心を喚起させるため2014年後半には、展示会への出展、豆乳資格検定の実施、全国各地での豆乳移動教室を実施、今後も広報活動を活発に展開し、5年後、国民一人あたりの豆乳(類)年間飲用消費量4ℓ(2012年平均2ℓ/年)を目標としている。