小林俊雄著「超一流のおもてなし・はスマホ一つできる」

      執筆者:編集部

外食業界が振るわない。その原因は外食産業のサービス低下だという。なぜ、サービスが低下したのか、まず上げられるのが、従業員の教育不足、さらに3K「汚い」「危険」「きつい」という職場。そして超一流のもてなし外食企業はブラック企業が多いと指摘する。なるほどまさにその通りだ。私自身、外食でいい思いなどほとんどない。単身赴任ということで外食に頼ってしまうが、できれば行きたくない。小林俊雄著「超一流のおもてなし・はスマホ一つできる」はこうした問題点を克明に追及、外食産業の復活を目指している。外食産業のレベルの低さは今に限ったことではないが、頼んだ料理が出てこない、遅い、など苦情をあげればきりがない。外食産業は30兆円産業といわれて久しいが、今ではずいぶん落ち込んでいるという。本来、楽しいはずの外食が面白くないのはどこに原因があるのか、それを解明するために書かれた一冊。サービスとは、なるほどと思うか個所がいくらでも出てくる。外食産業にかかわっていない方も必読書である。小林氏は若かりし頃、スーパーダイエーに勤め、流通産業を猛勉強をしたという。現在、アスカティースリー(株)代表取締役としてパネルタッチ式オーダーシステムを販売している。お店の効率化、合理化はこのシステムが最適という声が多い。先日、某居酒屋に入るとこのパネルが置かれていたので早速、玉子焼きを注文した。2014年11月20日、初版発行1300円(内税)。