第515話 江戸ソバリエの店が初出店

      2018/11/06  

新潟の越後十日町市で、10月20日(土)21日(日)の二日にわたって「第11回 へぎそばの里 越後十日町 地そばまつり」が開催された。
小雨にも関わらず、十日町駅には織物の街らしく和服姿のお嬢さんたちが観光協会の人たちとともに来客を大歓迎。驚いたことに、小さな駅構内には人であふれている。皆さんは「地そばまつり」のお客さんなのだ。
会場である市内の越後妻有交流館キナーレは、さらにたくさんのお客さんだった。
各ブースには、地元十日町市から、そばや清兵衛・田麦そば・小嶋屋総本店・soba処あてま・JAベジパークみちく彩・そば始め会が出店。近隣の新潟県小千谷市から、和田・わたや・まるいち・イチカラ畑、長野県飯山市からそば処石田屋一徹、他に北海道から幌加内町、そして東京から江戸ソバリエの店が越後十日町小嶋屋(社長:小林均)の紹介で初参加、計13店が看板を並べた。
江戸ソバリエの店では、小林均様・寺西恭子様・北川育子様・菊地佳重子様・土屋照雄様・晴智保典様・西原賢三様・石川勉様・栗原幸子様・等々力直美様ら江戸ソバリエの皆さんがお客さんに手際よく蕎麦を供している。手慣れたものである。

ソバリエの別府さんご夫婦が見えていたが、「温泉に入っていたら、『地元の蕎麦はいつでも食べられるから、江戸の蕎麦など普段口にできないものが食べられてよかった』と言ってたわ。何だか嬉しくなった」と言っていた。
幌加内から来た知人も「江戸ソバリエの暖簾は目立ちますね」と笑っていた。
世話してくれた小林さんは、「地そばの《へぎそば》はもちろんのこと、広く日本の蕎麦を愛してもらいたいと語っていた。
東京に戻ってから、運営委員会に電話で尋ねたところ、「地そばまつり」2日間の入場者数は約1万5500人、うち初めて参加した江戸ソバリエの店は約1700食を好評のうちに完売したようだ。

〔文・写真 ☆ 江戸ソバリエ協会 ほしひかる