駐日英国大使館『Food is GREAT 』開催

      2019/10/15  

10月11日(金)、駐日英国大使館よりご招待いただき、
駐日英国大使館での「英国発!楽しい美味しさ体験『Food is GREAT ギャラリー』
のメディアセッション(試食会)に行って来ました!!

 

こちらのイベントは、10月13日(土)~14日(月・祝)の2日間、
事前申し込み制(抽選)により約1000人の方が英国の食材・飲料を味わえました。

英国政府は、2011年から英国の魅力を世界へ発信する『GREAT』キャンペーンを展開し、世界各国で様々な取り組みを行っています。

このキャンペーンの中で、英国環境・食糧・農村地域省と英国国際通商省が英国の食産業の発展と輸出拡大を目的として行っているプロモーションが、この『Food is GREAT』キャンペーンです。

日本では、2013年よりこのキャンペーンを展開しており、今年は4月に大阪で開催されたのに続き2回目の開催となりました。

 

日本での英国の食の印象は薄いというか、、、、
むしろ、『英国料理は美味しくない』『特徴がない』と思っている方が多いかもしまれません。

正直、私もそう思っていました。

しかし、約15年前より世界中の有名シェフが英国に集まるようになり、英国の食が大きく変わったそうです。
食に関して、世界中から関心を集める国の1つとなっているそうです。

が、、、、、

日本には、なかなか英国のこの食の変化が伝わらない。
それを払拭するべく、英国政府が日本で食のイベントを行っているそうです。

このイベントに行き、私の中で『英国の食』のイメージが180度変わりました。

皇居前にある広大な土地を有し構えられた駐日英国大使館。

一際目を引く、品格の感じる門構えと歴史を感じる建物。

しっかりとした警備体制に、気軽に訪れることが出来ない場所。

一度は、中に入ってみたい!!

と思っていた英国大使館に足を踏み入れられたことに、興奮と感激でした。

門を入れば、日本に居るのに、空気も雰囲気も全てが英国!

案内されて、『Food is GREAT ギャラリー』のイベントが開催される建物(会場)へ。

建物の入り口から、イベントのディスプレイが施されていました。

私が、そのディスプレイで感じとったイメージは、
「英国の大自然へ美味しい食材と飲料をもってキャンプ、アウトドアを楽しもう!!」
というイメージでした。

いざ、建物の中へ・・・・

この建物は、以前、外交官が住んでいた住宅の建物だそうです。

すごく歴史を感じる建物。

木の廊下に響く足音が、また歴史好きな私にはたまらない・・・・・・

部屋に入ると、イギリスを代表するアルコール類が、ディスプレイされいました。

そのディスプレイを見て、
「あ~~っ!シャンパン、ジン、ウィスキー・・・英国を代表するお酒だぁー!」

飲料(アルコール)では、日本には既に英国のお酒が浸透していることを実感。

 

「!!!!?????」

ここで疑問が・・・・

 

お酒が美味しい所は、『酒のつまみ』として料理も美味しいはず・・・

そう考えると、歴史ある英国で世界に誇るアルコ―ル文化があるのなら、本当の英国料理は、美味しいはず。

日本に伝わっている英国料理は、ほんの一部で、私達はまだまだ知らないのでは?

そう思うと、『英国の料理が美味しくない』と思っていることは大変失礼なこと。

そう思いながら、次の部屋へ移動・・・

正面にイギリス国旗とカウンター、その前に、本日提供される料理がテーブルに並んでいました。

もう、興味深々で写真撮りまくりました!

 

招待されたメディア関係者がそろうと、試食会の始まり。

バーテンダーとして、岡田さん(フルネームが分からない)が登場して、試食の説明をして下さいました。

そして、テーブルの上に並んだ料理1つ1つを試食する時に、その料理にあったアルコールが提供され、
『料理とお酒』を美味しく味わうことが出来ました!

提供された料理とお酒は、

英国が誇る高品質の食材を使用したフィンガーフード3種と世界的に賞を獲得しているアルコール類

1品目
お酒:イングリッシュ・スパークリングワイン
料理:焼きサーモンに豆腐クリームチーズと海藻添え(スコットランド産サーモン)

2品目
お酒:ジントニック
料理:赤味噌で煮込んだラム肉のタルトにマッシュポテト添え(ウェールズ産ラム)

3品目
お酒:ウィスキーハイボール
料理:ターメリックのおにぎりにローストビーフの薄切り添え(英国産ビーフ)

 

感想の前に、ちょっと余談・・・

私は、とてもアルコールが弱く、友達や仕事関係で食事に行く時以外では、お酒は一切飲みません。

飲まないというより、飲めない。
お美味しく思えないので、飲みたいと思わないんです。

ビール1杯で、顔真っ赤でほろ酔い状態。
美味しく飲めるのは、ここまで。
なので、いつも2杯目からは、ウーロン茶へ。

もし、ビールに続いて、ワインを飲むと、体調によっては、すぐにトイレへGO!
体がアルコールを受け付けないようで、気持ち悪くなり、頭が痛くなり、嘔吐・・

そのため、酔いつぶれるまで飲んだことは無く、いつも顔が真っ赤でも意識は正常のまま。

日本酒、焼酎は、まったく飲めない。
ワインやシャンパンも、一口、二口は「香りや美味しさ?」を感じるけど、それ以上は、酸味しか感じなくなってしまう。

でも、日本酒や焼酎を美味しそうに飲む友達を見ると、
「彼らは、どんなふうに感じているのかな?アルコールが美味しいってどう感じているのか?」と羨ましくも思えます。

私は、一生、アルコールの美味しさを理解できないと思うと・・・・

 

余談はこの辺にして、試食の感想をお伝えします。

1品目

結構苦手なスパークリングワイン・・・

のはずが・・・・

「??あれ??すごく柔らかくて優しい味。美味しい!」

さっぱりしていて、のどを通り過ぎる時にスーッとほんの少し広がる甘さとさわやかな香り。
本当に、今まで飲んだシャンパンの中で、このイングリッシュ・スパークリングワインが一番美味しかった・・・・
これは、本当です。

続けて、サーモンを口に入れると、脂ののったサーモンのジューシーさが・・・
美味しい!!

このサーモンのジューシーさとさっぱりスパークリングワインの相性!!

最高!!

 

英国のワイン製造は歴史的に長く低迷していましたが、20世紀後半からワイン造りが復興。
近年、英国にある160以上のワイナリーが、世界のアワードで賞を獲得するトップクラスのワインの生産国として業界で注目されています。
イングリッシュ・スパークリングワインの特徴は、長期熟成です。
5年間熟成させる銘柄もあるほど、熟成による深い味わいを楽しむ文化があります。

スコットランド産サーモンは、3年かけてじっくり育てるのが特徴。
他国のサーモンは通常2年で成長し出荷されるが、3年かけて育てることで、身の締り、香り、色味などが一段とアップするそうです。
近年は、日本でも人気が高まり、昨年は、800トンが日本国内で消費されたそうです。

2品目

ジントニック・・・・

通常のジントニックとは違い、ハーブやオレンジetcを入れて、香りも楽しめる、今、英国で流行っているジンを提供してくれました。
ジントニックの中に、オレンジピールとハーブが入っていました。

これも、不思議と飲める!!「美味しい!」
さわやかな香り・・・アロマを楽しめるアルコール!!
カクテルのような、必要以上の甘さは無く、、自然な香りが野原をイメージできる・・・

ラム肉は、臭みが本当に無い!!
こんな贅沢なラムの食べ方に感動!
お味噌で煮込んだラムはどこか日本人好みでした。

ラムとジントニックの相性に、またまた感動!

 

英国といえばジン!輸出量世界一!
英国におけるクラフトジンの歴史は長く、その始まりは18世紀。
2018年『ワールド・ジン・アワード』で英国産クラフトジンが数々のカテゴリーで1位を獲得しています。

ウェールズ産のラム肉は、2019年1月(今年)、日本への輸出が初めて認められたんです。
ウェールズ産のラムの生産の歴史は、数千年にわたって育まれてきました。温暖な気候、ミネラルを豊富に含む土壌、豊かな手つかずの自然環境の中で繁殖、放牧されています。
もう、この時点で、美味しさは想像できますよね。
ストレスフリーで育てられ、ホルモン剤も使用さあれていない安心で栄養価が高いことが特徴です。

3品目

ウィスキー・・・・・これは無理、絶対に飲めない・・・・

ロックで出されるウィスキーを一口。
「ひゃ~~っ!」

バーテンダーの岡田さんが、「ご希望の方は、ソーダや水で割りますので、おっしゃって下さい」と言って下さり、カウンターへ・・・・

岡田さん:「ソーダやお水で割るよりも、トニックウォーターで割ると美味しいです」

とトニックウォーターで割ってくれました。

それでも、たぶん飲めないだろうな・・・・
と思ったけど・・・・

「うそ~っ!すごく美味しい!まるでカクテルのよう!」

ウィスキーを飲んでる自分にびっくりでした。

英国産ビーフ、お米に合う!!!
ローストビーフがなんとも、英国を思わせます。

ビーフにウィスキー、大人の感覚で、これも相性ばっちりです!

 

スコットランドにはウィスキー醸造所が128以上あり、世界200の市場に輸出しています。
1秒間あたり41本が輸出されている計算だそうです。
スコットランド産ウィスキー、そうスコッチ・ウィスキーは有名ですよね。
2018年『ワールド・ウィスキー・アワード』でスコッチウィスキーのジョニー・ウォーカーがブレンデッドウィスキー部門で最優賞を受賞したそうです。

英国産ビーフは、2019年1月(今年)、なんと、23年ぶりに日本向けの輸出が解禁されたんです。
2012年に英国政府と日本政府の間で輸出再開に向けて交渉がスタートし、情報を日本政府へ提出、さらに日本政府による英国での現地調査も行われ、ようやく解禁となりました!!

今後は、アメリカ産、カナダ産、オーストラリア産、ニュージーランド産のお肉と並んで、どこまで英国産ビーフの人気が出るかが、楽しみです。

 

試食を終えて、3杯のアルコールを何と何と!!すべて飲み干しました。

こんなの初めてのことで、既に顔真っ赤でしたが、程よい酔いかげん。

金曜日の真昼間から、英国大使館の歴史ある洋館と心地よい外から入る風に当たり、ほろ酔いの私!!

 

なんと贅沢な時間だろう・・・

幸せ~・・・・・・

 

この『Food is GREAT ギャラリー』を通して、英国産の食材と飲料を味わえて、
私の英国の食のイメージは、本当に大きく変わりました!!

1つ1つの食材を、とても大切に時間を掛けて育て、作り上げていることを実感しました。

この丁寧な仕事によりできた食材に感謝の気持ちが沸き上がってきました。

 

今、注目されている食育を、英国の食材・飲料は教えてくれているように思いました。

 

そして、何よりも、丁寧な仕事により出来上がったアルコール類が、
私の体にスーッと入り、
美味しさを教えてくれ、
しかも気持ち悪くも頭痛もしなかったことから
どれだけ品質の良い物かを私の体をもって立証してくれたと思います。

 


駐日英国大使館の皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。

お土産まで頂いて♡

 

英国料理に乾杯!!!!

本当に美味しかったです。

これからの英国の食材、飲料がますます日本市場に登場すること、日本の食の1つとなることを楽しみにしています。

 

髙森由香