プラスチック汚染「PRSTIC SOLUTIONⅢ」

      執筆者:編集部

世界のプラスチック生産量は4億トンとみられているが、その内、2%の近く1000万トンが土壌や海中に流れ込んでいるという。プラスチックは木や金属と違って腐ったり錆びたりしない。そのため土壌や海中に長く留まり、挙句は人体や家畜、魚などの体内に蓄積されていく。こうした現状が半世紀、続いている。古代人に比べて現代人はかなり丈夫にできているが、プラスチックを体内にためて、いい結果が生まれるとは思わない。そうしたなか、プラスチックの公害について真摯に取り組んでいる企業がある。ストップ ザ、プラスチックを掲げているサラヤ。同社は1952年から天然素材を使って環境、衛生、健康製品事業を展開してきた。そしてプラスチック公害を警鐘する「PRSTIC SOLUTIONⅢ」を出版した。著者は四日市大学環境情報学部千葉亜由美賢教授。発行責任者・編集者は特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン理事長更家悠介氏(サラヤ代表取締役社長)、編集協力根本三千夫氏など。プラスチックは大気の影響を受け、微細化されているため目に見えない。昨今、網にかかった魚や身動きできない動物の映像が放映されているが、私たちの未来の姿のようだ。価格2000円税別。発行2025年10月1日(第1版)。