ケンコーマヨネーズ「卵殻リサイクル」で環境負荷軽減

      執筆者:shirai

ケンコーマヨネーズは、マヨネーズやタマゴ加工品の製造過程で排出される卵殻を再利用し、箸・鉢・トレーへと再生するサステナビリティ施策を進めている。卵殻を炭化し樹脂と混合して成形したこれらの製品は、CO₂排出量削減に寄与するほか、卵殻由来の抗菌性を持つ点も特長。社内食堂での箸の利用や、従業員参加型のエコ鉢配布、展示会で使用するトレーなど、活用範囲を広げることで環境配慮と価値創造を同時に推進している。 <サステナブル素材活用例> ■ 卵殻配合の箸:卵殻を炭化し樹脂と混合したペレットから成形。従来の合成樹脂製品と比べCO₂排出量を削減。社内食堂で使用中。 ■ 卵殻配合のエコ鉢:従業員へ鉢と野菜栽培キットを配布し、CSR活動として実施。100名以上の参加があり、環境意識向上に寄与。焼成後の自然なグレー色を活かしたデザイン。 ■ 卵殻配合のトレー:特殊技術と高温処理で卵殻膜や匂いの課題を解消。アルカリ化による抗菌作用も付与。展示会や食育活動での活用を予定。