【1月号】「国立科学博物館の中高生アフタースクールのその後」と「里帰りした三河島菜の料理」
執筆者:編集部2
● 国立科学博物館の中高生アフタースクール展示研究発表
「科学博物館中高生・アフタースクールプログラム2010」は、昨年「食」をテーマに、8月から12月まで、「博物館展示」に関する講義。「野菜ソムリエ」に関する講義、「食料自給率」に関する講義、「江戸東京野菜」に関する講義を受け、生産流通に関わる施設見学、科学的な事象を含む料理体験の学習を行い、それらで学んだことをヒントに、課題設定と探究活動をし、展示企画の立案と製作を行い、10月26日(火)~12月12日(日)に国立科学博物館地球館1階ギャラリーで、展示と10月31日(日)、11月14日(日)、12月12日(日)には、4グループがそれぞれの研究テーマ「知ってる?日本の食料自給率」「日本食を食べていますか?」「お酢作りの菌たち」「さまざまなスパイス」で、発表を行いました。
私は、最終日の12月12日(日)にかけつけました。展示物は、それぞれ特徴があり、みごとな出来でした。発表も3回目とあって、なかなか上手に話をしていました。
発表が終わってからは、修了式にも参列させていただき、コメントもさせていただき、感激の一日でした。
● 里帰りした「三河島菜」
昨年、江戸東京・伝統野菜研究会代表の大竹道茂先生より、「東京では、もう作られていない三河島菜が、仙台で”仙台芭蕉菜“として作られていて、それが江戸から伝わった”三河島菜”であると文献にも記載されている」とのお話をいただいていましたたが、12月になって「小平の宮寺さんで、収穫時期を迎えたから、取りに行って料理してみてくれる」とご連絡を頂きました。
さっそく宮寺さんにうかがって貴重な「里帰りした三河島菜」を頂き、料理に挑戦してみました。→http://edoyasai.sblo.jp/article/42326215.html
「里帰りした三河島菜」については、大竹先生のブログで詳しく紹介されているので、こちらをご覧下さい→http://edoyasai.sblo.jp/category/991006-1.html
今回は、とても簡単にできる「里帰りした三河島菜の甘酢炒め」を、ご紹介いたします。ピリ辛で甘酸っぱく、クセになる味です。
◆ 里帰りした三河島菜の甘酢炒め
<材料> 作りやすい分量
・三河島菜 200g ・赤唐辛子 1/2本 ・ごま油 大さじ1
・砂糖 大さじ1と1/2 ・酢 大さじ1と1/2 ・塩 小さじ1/2
<作り方>
1. 三河島菜は、5cm長さに切る。唐辛子は、種を除く。
2. 甘酢の材料の砂糖、酢、塩を合せて、良く混ぜる。
3. フライパンに大さじ1のごま油と唐辛子を入れて、火にかける。
4. 油が温まったら、三河島菜を入れて炒め、油がなじんだら甘酢を加えて混ぜ合わせる。
5. 器に盛る。
☆酒井文子の江戸東京野菜レシピバックナンバーは、 こちら→https://fv1.jp/blog_sakai/backnumber.html
☆大竹道茂江戸東京野菜ネットは、 こちら→https://fv1.jp/chomei_blog/?author=5
☆江戸東京野菜通信「大竹道茂の伝統野菜に関する情報」は、 こちら→ http://edoyasai.sblo.jp/
☆ NPO法人日本食育ランドスケープ協会「心と体にやさしい野菜アレンジ」
暮らしの手帖社 好評発売中!http://jasla.org/index_start.php