【3月号】江戸東京野菜を育成してきた農家の思いを東京大学(旧東大農場)に受けてもらった。

     

大田区馬込で代々「馬込半白節成胡瓜」の種子を採り続けてきた河原雅春氏が昨年亡くなり、引き続き採種し、保存する方がいなくて困っている。
また、「馬込大太三寸人参」の栽培農家も、高齢化の中で今後種子を受け継いでもらう方を探していて、当研究会で引き継ぐことはできないかと、大田区の郷土史家・樋口和則先生から相談を受けた。

これまで、自分の子供のようにしてきた伝統野菜だけに、軽々にいただきますとは言えない。
やはり、公的機関にお預かりいただくのが良いと思い、旧東大農場に勤務する手島英敏さんを通して折衝、このほど、河鰭実之(かわばたさねゆき)教授に受けていただいた。

また、2月10日には、東京都農林総合研究センター(旧東京都農業試験場)の、望月 龍也所長を訪ね、お会いして寄贈させていただいた。

大竹道茂へのメールは、ohtake@topaz.plala.or.jp