生活クラブ、フードアクション日本アワード2010入賞

      執筆者:編集部2

生活クラブ生協連合会は、2月2日、「FOOD ACTION NIPPONアワード2010」の製造・流通・システム部門において入賞したことを発表した。FOOD ACTION NIPPONとは、日本の食料自給率を上げるための農林水産省による取組みのこと。このアワードは、食料自給率向上に寄与する取り組みを広く募集し、優れた取り組みを表彰することにより、自給率向上に向けた活動を広く社会に浸透させ、安心しておいしく食べていける社会の実現を目指すものである。アワード2010には、前回のアワード2009の2倍以上の2500余件の応募があった。 生活クラブの受賞は昨年に続きて2回目。受賞理由は、国産消費材の供給により145億kcalの自給を高めたことにある。生活クラブでは、消費材を可能な限り国産原料(飼料も含めて)のものを使用し、自給率の向上を目指している。今年は、昨年の対象品目を拡大して1992品目とし、包材にカロリー表示のある品目及び一次産品でカロリー表示が明らかな品目を加えて総カロリーを計算した。 試算の結果、1992品目の年間取組み実績の総カロリーは1034億kcalで、これらの品目の国産原料分を計算すると610億kcal、生活クラブ自給率は59%になり、昨年の試算より4.6%ポイントアップした。一方、上国内平均自給率を計算すると45%となり、生活クラブ自給率は、国内平均自給率より14ポイントもアップ。総カロリーでは、消費材の供給によって約145億kcalの自給を高めた。