日本チェーンストア協会「1月の販売概況」発表
執筆者:編集部
日本チェーンストア協会は会員企業社62社、7919店舗における1月度の販売動向を発表した。総販売額は10,865億円、店舗調整前98.6%・店舗調整後99.9%。1月度は生活者の節約志向が続く中で、気温が全国的に低かったため、鍋物関連の食料品、冬物衣料、寝具関連商品の動きが良かったことから善戦し、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は0.1%のマイナスとなった。商品別には農産品は野菜は玉ねぎ、ばれいしょ、サトイモ、ニンジン、白菜は好調だが、大根、ネギ、レタス、ピーマン、なすは不調。果物は相場高のみかん、りんごやアボカドは好調だが、バナナ、イチゴは不調。畜産品は気温が低かったことから鍋物関連の牛肉、豚肉は好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は冷凍エビ、冷凍カニ、鍋物用鮮魚は好調だが、マグロは不調。刺身類の動きは鈍かった。塩鮭は好調だが、魚卵、一汐開きは不調。惣菜は温惣菜は焼物、中華は好調だが、揚物は不調。冷惣菜は好調。寿司の動きは良かった。その他食品は乾麺類、低果汁飲料、コーヒー、ラー油、フルーツ缶詰、菓子、酒類は好調だが、米、野菜系飲料、炭酸飲料は不調。日配の洋風デイリーは冷凍食品は好調だが、デザート、アイスクリーム、乳製品は不調。和風デイリーは生麺類、水物は好調。テレビ放映された酒粕は好調。パン類の動きは良かった。