農水省、東北地方太平洋沖地震の被害と対応について(3月16日付)

      執筆者:編集部2

農林水産省による東北地方太平洋沖地震の被害状況と対応について、3月16日までの状況は以下の通り。飼料運搬車等に対する緊急通行車両確認証が交付されるよう、3月15日に警察庁から各県警本部に連絡した。また、家畜の延命や農作物の生産の維持のため、配合飼料不足に対応した給餌の方法、停電でのウィンドレス畜舎や園芸施設の温度管理等についての技術指導通知を発出した。全農に対しては、東北地域及び周辺地域における需給の過不足状況を把握の上、地域内調整等を行うよう要請し、農業用A重油の供給確保の取組を促進した。 なお、16午前7時までに農水省に要請があった応急食料品の調達要請数量は、食料306万食、飲料水187万本、育児用調製粉乳7トン。これに対し、食料176万8000食、飲料水84万1000本、育児用調製粉乳7トンについては、すでに配布済ないし輸送中とのこと。また、民間企業37社から、食料品243万食、飲料30万リットル、キッチンカー8台の無償提供の申し出を受けている。