イセ食品「東北地方太平洋沖地震への対応状況」

      執筆者:編集部

イセ食品(株)では、東北地方太平洋沖地震に伴う関連施設の損傷、卵製品供給への障害が生じており、施設の稼働状況と今後の製品の供給体制について、次のように発表した。1.被災地における工場の稼動状況(16日9時現在):色麻パッキング工場(宮城県加美郡色麻町)では電力供給が再開したが、配送面において、エネルギー事情が逼迫しており、大きな支障をきたしている。石岡パッキング工場(茨城県石岡市)、小川パッキング工場(茨城県小美玉市)では13日の電力供給再開により、工場の稼働を再開した。計画停電は対象外となった。エネルギー事情や資材の流通に支障があり、アイテムを減らしての生産を行っている。常磐自動車道は一部、通行が再開されたが、引き続き、支障をきたしている。美野里パッキング工場(茨城県小美玉市)は排水処理設備が損傷した。応急措置を行ない、工場を再開(業務加工用卵)した。現在、パック卵生産ラインの機械調整を行なっており、終了後、パック卵の生産も再開予定。2.製品の供給に向けての対応:美野里以外の被災地にある工場、および被災地外の4工場(新潟、石川、三重、岡山)から製品の出荷を行う。しかしながら、通信網、物流の混乱、燃料、資材や飼料の確保等の影響があることから、EOS(受発注システム)へのオーダーに対応出来ない場合がある。最大限の供給確保を目指し、全社を上げて取り組む。