コカコーラ「全工場が復旧、安定供給を後押し」

      執筆者:編集部

仙台コカ・コーラボトリング㈱は、東日本大震災による影響を受け製造を中止していた蔵王工場で4月22日から製造を再開した。仙台コカ・コーラは、宮城県・福島県・山形県で清涼飲料水の製造・販売を行っていたが、地震および津波による影響を受け各営業所と蔵王工場で営業活動や製造・販売を一時休止していた。今回、国内屈指の製造能力を有する同工場での製造再開により、国内のコカ・コーラシステム全工場での製造が再開されることになり、最盛期に向けた安定供給を大きく後押しすることになる。仙台コカ・コーラの各営業所では、これまで被災された方々に約40万本(500ml換算)の製品支援を行っており災害対策自動販売機では約2.7万本を無償提供してきた。また蔵王工場では、蔵王町との災害協定に基づき3月18日から23日の6日間、蔵王町をはじめ陸上自衛隊、消防団の給水支援のため、敷地内にある緊急時の飲料水提供口から計75トン(500ml換算で15万本)の井水の提供を行ってきた。また、日本のコカ・コーラシステムは、被災者支援策としてペットボトル飲料720万本(500ml換算)を提供した。ザ・コカコーラカンパニーも総額25億円の資金供出を決定している。