雪印メグミルク「健康機能性の高い糖脂質の分離技術」開発
執筆者:編集部
雪印メグミルク㈱は、コーポレートスローガンに基づき、おいしさと健康を追求するための研究を行っており、北海道大学との共同研究により乳に含まれる複合資質を容易に分離できる技術を開発した。さらに、その分離した脂質成分の一つに血清コレステロール値や肝臓中の総コレステロール値及びトリグリセロール値を有意に低下させる機能があることを、動物実験で明らかにした。この研究成果について、5月1日から米国オハイオ州シンシナティで開催される米国油化学会第102回大会で研究発表する。両者の共同研究では、バターゼラムから脂質を濃縮して酸素処理等を行うことで、スフィンゴ脂質を含むいくつかの成分が得られることがわかった。さらに、それぞれの成分を含むカラムクロマトグラフィーにより容易に分離できることを明らかにした。