日本チェーンストア協会「6月の販売概況」発表
執筆者:編集部
日本チェーンストア協会は会員企業数60社、店舗数8,021店舗における6月度の販売動向を発表した。総販売額は10,586億円、店舗調整前105.1%・店舗調整後100.1%。6月度は衣料品の動きは鈍かったものの、扇風機、LED電球、涼感寝具、スダレ等節電・暑さ対策関連の住関品や畜産品が好調だったことなどから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は3カ月ぶりのプラスとなった。父の日関連ではポロシャツやスポーツブランドシャツの動きが良く、お中元ギフトは動きが鈍かった。商品別の動きでは農産品は野菜は、ばれいしょ、きゅうり、なすは好調だが、白菜、キャベツ、ニンジン、玉ねぎは不調。果物は、かんきつ、りんご、メロン、スイカは好調だが、バナナは不調。畜産品は鶏肉、豚肉、牛肉は好調。切り落とし、カレー用などの動きが良い。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は鮮魚は震災による水揚げ不足から不調。貝類も不調。エビは好調だが、タコ、マグロ、カツオは不調。明太子、たらこは好調だが、一汐開き、ちりめんは不調。惣菜は火を使用せず調理可能な簡便商材が好調であり、惣菜は健闘。温惣菜は中華、焼鳥・照焼とも好調。冷惣菜はサラダなど洋惣菜、和惣菜とも好調。寿司・米飯の動きは良かった。その他食品は乾麺類、飲料、ふりかけ・茶漬け、ベーカリーは好調だが、米、酒類、インスタントコーヒーは不調。洋風デイリーは冷凍食品、アイスクリームは好調。和風デイリーは生麺類は好調だが、練物、水物、納豆、漬物は不調だった。