BG無洗米、米が減少するなか、前年比6%と健闘

      執筆者:編集部

(株)東洋精米機製作所は4月11日、BG無洗米と同社の近況について記者会見を行い、雑賀社長は米の消費量が減少するなか、BG無洗米の生産量は増加していると述べ、BG無洗米が消費者に受け入れられていると強調した。同社の発表によると平成3年に発売したBG無洗米は毎年、増加を続け、年間約45万トンに達している。直近の伸び率は6%前後と高く、普通米が減少するなかBG無洗米の健闘が目立っている。BG無洗米の製造企業から聞き取り調査では今まで無洗米に関心がなかった消費者が震災を期に無洗米の価値を知り、大量に使用し始めたことが最大の要素で、災害、防災用の備蓄米としてメリットが高いとしている。また、近年、無洗米工場の新規建設が増えており、同社でも4番目の直営工場を近畿地区に建設した。一方、米穀業者は保守的な考え方から消費者サイドに立ったモノの見方を強めており、便利性、簡便性に優れたBG無洗米の採用を余儀なくされている。こうしたことからBG無洗米は前例のない伸び率を見せ、拡大を続けている。