【2月号】健康づくり調理師研修会にて「江戸東京野菜」を紹介
執筆者:編集部2
東京都多摩府中保健所の「健康づくり調理師研修会」の講師依頼を受け、平成23年12月14日(水)と平成24年2月15日(水)の2回、近隣の地場野菜と江戸東京野菜を使った「手軽にできる野菜料理」について、講義と調理のデモンストレーションを行った。
対象は、多摩府中保健所管内(武蔵野市、三鷹市、府中市、小金井市、調布市、狛江市)の給食施設や一般飲食店等の調理師および調理に携わる方で、保育園や老人介護施設などの職員の方々も参加してくれた。
江戸東京野菜についての解説と青首大根・亀戸大根・大蔵大根を生で食べ比べをいていただいた。
江戸東京野菜について、知らない方が大半を占めていたので、小金井市で作った江戸東京野菜のリーフレットも、お配りした。みなさん、興味を持って下さったようだ。
亀戸大根や大蔵大根を使った料理、そのほか地場野菜を使った料理のデモンストレーションをして、その後用意したそれぞれの料理について、試食していただいた。
試食していただいた料理は、
「根深ねぎの炊き込みご飯」
「大蔵大根と人参と伝統小松菜のナムル」
「里芋の茶巾しぼり」
「亀戸大根のヨーグルト味噌漬け」
保育園の職員の方は、ねぎご飯とナムル、茶巾しぼりが好評で、「すぐ子どもたちに食べさせてみます」と言って頂いた。
また、介護施設の職員の方からは、「嚥下が少し困難な方にも、茶巾しぼりだったら、食べていただけそう」と感想を頂いた。
それぞれの食の現場の方々に、少しでもお役にたてるのは、とてもうれしくことです。機会を頂いた、東京都多摩府中保健所の担当職員の皆さん、お手伝いしていただいたスタッフに、感謝です。
そこで今回のレシピは、「亀戸大根のヨーグルト味噌漬け(ヨーグルト味噌和え)」をご紹介いたします。
● 亀戸大根のヨーグルト味噌漬け(ヨーグルト味噌和え)
<材料> 4人分
・亀戸大根(葉付き)2本 ・塩適宜 ・ヨーグルト(プレーン)大さじ3 ・味噌大さじ3
<作り方>
1. 大根は良く洗い、塩をつけて板ずりし、葉も塩でもむ。
2. 大根は食べやすい乱切りにし、葉は2cm長さに切る。
3. フタ付きの器かビニール袋(ジップロック)に、ヨーグルトと味噌を入れてよく混ぜ合わせる。
4. 2の大根と葉の水気をペーパータオルなどで拭き取り、3に入れて漬け込む。
5. 水気を切って、器に盛る。
*ぬか味噌ではないのに、乳酸発酵でぬか味噌風味になります。
*きゅうりや他の野菜でもOK。
*漬け床は、水っぽくなったら、味噌汁やスープ、野菜炒めの調味料として使えます。
☆酒井文子の江戸東京野菜レシピバックナンバーは、 こちら→https://fv1.jp/blog_sakai/backnumber.html
☆大竹道茂江戸東京野菜ネットは、 こちら→https://fv1.jp/chomei_blog/?author=5
☆江戸東京野菜通信「大竹道茂の伝統野菜に関する情報」は、 こちら→ http://edoyasai.sblo.jp/
☆ NPO法人日本食育ランドスケープ協会「心と体にやさしい野菜アレンジ」
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