食の食(1)みそ・カレー・牛乳ラーメン(青森)8/4

      執筆者:編集部2

青森に住む知人がぜひこれを食べてと国道7号線にある店へ案内した。
それは古くて新しいラーメンであった。昭和40年代にラーメンを札幌で修業した青森の人物が53年(1978年)に変わったラーメンを開発、誕生させた。
それが「みそ・カレー・牛乳ラーメン」である。
近年テレビで紹介されると再び脚光をあび表舞台へ。数年前には青森市に普及会をつくり現在5店が取組んで評判のようだ。

やや太い麺にみそのコクのあるスープ、それにカレーのスパイスがきいてくる。牛乳は全体をまろやかにつつむ役、そしてバターを。とろみが増してくる。トッピングにチャーシュ、モヤシ、ワカメ、メンマがのる。最近の刺激の強いラーメンと比べやや味の濃さに物足りなさを感じるが、実に四味がそれぞれの役を演じ、絶妙のバランスに仕上がっている。
うまいものはいつかまた復活してくる。