矢野経済「業務用食品市場 前年比1、3%減」

      執筆者:編集部

矢野経済研究所は業務用食品市場規模を発表した。2011年度のメーカー出荷額は前年度比1、3%減の3兆6、866億円にとどまった。昨今の国内経済不況の影響を受け、外食産業の不振が大きく影響したが、中食(惣菜)産業や給食産業が堅調に推移し、微減に終わった。今後も消費者の内食需要や高齢者向け施設の給食需要に支えられ、業務用食品市場規模は横ばいから微増で推移するものと思われる。2012年度は前年度比0,7%減の3兆6623億円、2013年度は同0,1%増の3兆6、662億円と横ばいから微増傾向で推移すると予測される。今後は食品メーカーの技術開発力やマーケティング力がさらに問われる時代に突入、食品を取り巻く環境は厳しい状況が続く。