水産庁、資源管理・漁業所得補償対策の実施状況を発表

      執筆者:編集部2

水産庁は、平成23年度からスタートさせた、「資源管理・収入安定対策」と「コスト対策」を組み合わせた総合的な所得補償対策について、平成24年9月末現在の実施状況を取りまとめた。それによれば、資源管理・収入安定対策については、漁業共済の仕組みを活用したものであることから、これまで漁業共済に加入していなかった漁業者が新規に加入するなど漁業共済への加入が伸びている上、2年目に入り当該対策の周知が進んだことにより、漁業共済の加入率は69%に、当該対策の加入率は59%に達している。また、コスト対策である漁業経営セーフティーネット構築事業については、東日本大震災の被災者の新規加入や操業再開により、燃油の加入率は70%となった。