JAクループ「親子 食農教育に関する意識調査」

      執筆者:編集部

JAクループが取り組む「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、30~40代の4歳(未就学児)~小学6年生の子供を持つ男女800人を対象に「食農教育に関する意識調査」を実施した。約3割の父親が週1回以上子供と料理をしている。調査によると、子供と料理をすることがある父親は約7割、母親は約9割を占めた。週1回以上の頻度と回答した人は父親・母親ともに32%に上り、月1回以上の頻度と回答したのは父親が49%、母親が64% となった。「ほぼ毎日」と回答した父親は12%に上り、母親を上回りました。親が子供と料理を始める年齢は子供が平均5,2歳、子供の頃に母親と料理をした経験があると、子供と料理をする頻度が高い。子供と一緒に作るメニューは 「おにぎり」「カレーライス」「ハンバーグ」。 料理をする際に子供にさせていることとしては 「食材や材料を混ぜる・こねる」が64%、次いで 「食材を切る」「卵を割る」が続いた。混ぜる、こねる、切る等の子供がやりやすい調理プロセスが含まれる他、気軽に栄養を摂ることができたり、栄養バランスの良いメニューが選ばれている。JAクループでは「農」の役割や重要性を理解してもらうために、農作業を体験する、親子でできる料理教室を開催するなど「食農教育」の推進に力を入れている。料理や農業体験は、親子のコミュニケーションを豊かにする一緒に料理をする効果は、「子供が料理の楽しさを感じる」が69%、「親子のコミュニケーションになる」が67%。農業体験の効果を聞いてみると、「親子のコミュニケーションになる」が59%で1位となった。休日に一緒に料理を作ったり、農業体験をすることは、子供にとって貴重な経験となるだけでなく、親子の絆を深める大切な時間となっているようだ。(サンプル数=800人、調査方法二インターネット、期間:2013年1月4日~1月16日)。