矢野経済研究所「パン市場に関する調査結果 2013」
執筆者:編集部
矢野経済は2011年度の国内パン市場規模を発表、メーカー出荷金額ベースで前年度比99.9%の1兆3,810億円、2011年度は、量販店が食パン中心にプライベートブランドを強化するなかで、商品全般に値下げ圧力が強まった。国内パン市場は短期的には微減、微増で推移すると予測し、2012年度の同市場規模は前年度比100.0%。菓子パンは4割を超えており、市場構成比を拡大させた。ここ数年これといった大きなヒット商品は出ていないが、製パンメーカー各社それぞれの特長をだした素材の吟味や季節商品で競い合っている。小売チャネル別市場規模は、量販店とコンビニで6割に近づく、2011年度の小売チャネル別市場規模は、量販店が4,263億円で構成比30.9%、トップとなっている。コンビニは3,636億円で構成比26.3%、微増で推移した。