パルシステム、BSE特措法規則改正案へパブリックコメントを提出

      執筆者:編集部2

パルシステム連合会は5月20日、厚生労働省が公募する、牛海綿状脳症(BSE)対策特別措置法に基づく施行規則改正省令案に対する国民からの意見募集(パブリックコメント)へ意見を提出。管理措置の緩和に反対し、BSE研究の推進と適切な議論を経たうえでの見直しを求めた。省令案は、これまで全頭で実施し4月に21カ月齢以上から30カ月齢超へ引き上げたBSE検査の対象を、さらに48カ月齢超まで引き上げることなどが盛り込まれている。これに対し、パルシステムでは、検査対象を48カ月齢まで引き上げることは、実質的な検査の全面廃止に繋がりかねないと判断し、今回の規制緩和に反対し、輸入品についても国内と格差ない管理措置の実行を求めた。また、BSEに関する知見が十分蓄積されていないことから、研究のさらなる推進と適切な情報の発信、リスクコミュニケーションの強化などについても意見した。