機運高まる農商工連携、研究会を開催
執筆者:編集部
4月16日、NPO農商工連携サポートセンターは「第2回 農商工連携研究会」を大手町サンケイプラザで開催した。会場は40名を超える参加で満席になり、関心の高まりがうかがえる。まず光井將宇氏(中小企業基盤整備機構)が「農商工連携事業認定の実務と対策」で、農商工連携の認定の実務、認定後の補助金の申請・使い方などについて解説。この中で「企業と生産者が手を組んで、消費者に目を向けるのがポイント」と語った。続いて山本伸司氏(パルシステム生協)が「パルシステムグループの食農連携について-未来を育む食と農-」について、食育・自給率向上・生産者と組合員をつなぐ取組みが「地域の活性化につながる」と話した。最後に松木一浩氏(ビオファームまつき)が「有機農業を通じて農と食、作り手と食べ手をつなぐ取組み」で、静岡県で有機農業と生産物を利用したレストラン、地産地消の野菜デリの開設など、農と食の生産者と消費者の距離を縮める取組みを紹介した。