エヌ・ティー・エス「病気のなり方おしえます」発刊

      執筆者:編集部

byouki病気のなり方おしえます、というタイトルに驚かされますが、逆説的表現で、決して病気を薦める本ではありません。読めばわかることですが。現在、医療費増大で、国家予算は膨大に膨らみ、危機的状況にあります。しかしながら、我、知ったこと無い、という風潮で放置されているのが現状です。同書は日本人の病気の実態を克明に調査し、データーに基づいて記述しています。たとえば、寝たっきり老人数、一人当たり薬の消費量など医療に関するデーターが満載です。また、いかにして病気を未然に防ぐか、健康を維持するか、それこそ親心で書かれています。何食わぬ顔で日常生活を送っていますが、イザ、病気になると大変です。あらかじめ病気の知識を頭に入れておくと精神的にも助かります。一読の書です。発行所、(株)エヌ・ティー・エス、初版2013年、5月31日、定価1500円。著者、下條茂(しもじょう しげる)、1965年 新潟県生まれ、ユニオンカレッジ東洋医学過程、サンフランシスコ州立大学保険教育学科など20種類以上のデュプロマを取得。主な著書に「痛み、病気、そこに愛はありますか」(文芸社)。

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