吉野家「牛丼」関連商品値上げへ
執筆者:編集部2
いよいよ明日、12月17日15時より、牛丼チェーン「吉野家」の牛丼関連商品の価格改定が実施される。吉野家では、主要商品である「牛丼」の主原料である牛肉(ショートプレート)を輸入肉に頼っているが、主要輸入国である米国での一昨年の干ばつ影響から出荷量が減少、一方でアジア市場での需要拡大から米国産牛肉の価格が高騰。今後も出荷量の漸減傾向は変わらない見込みであることに加え、さらにアジア市場での消費拡大が進む見通しで、企業努力のみで食材コストの上昇分を吸収することは困難と判断。今回の値上げに踏み切った。これにより、「牛丼」並盛は300円から380円に、「牛カルビ丼」は490円から590円になり、牛丼関連商品で80円から120円の値上げを行う。ただし、10月29日に再登場した「牛すき鍋膳」に関しては、今回価格を据え置き、630円のまま販売する。すき家、松屋に続き、とうとう吉野家も値上げに踏み切った背景には、ファストフードとしての牛丼の価格競争に限界が来たということか。