キリングループ3年連続「気候変動Aリスト」に認定

      執筆者:shirai

1025_01_021キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)が「気候変動Aリスト」企業と認定され、10月25日に株式会社東京証券取引所東証ホール(東京都中央区)にて開催された「CDP2016 日本報告会」で発表された。CDPは企業の温室効果ガス排出量や気候変動等に関する取り組みの情報を収集、評価している国際非営利団体。「気候変動Aリスト」とは、企業活動が気候変動対応と戦略において世界のリーダーであると評価された企業に与えられる最高評価。同社の認定は2014年、2015年に続いて3年連続となる。CDPから送付された質問書に対し、企業が気候変動への取り組み情報を開示。CDPが確立した独自のメソドロジー(日本では「気候変動管理」「気候変動によってもたらされる事業的なリスクと機会」「温室効果ガス排出量」の3部門に関する質問書を送付、その回答結果を分析・評価)によって評価される。情報開示を行った企業のうち、報告年における排出削減活動や気候変動緩和対策が特に優秀であるとされた9%(193社)が「Aリスト」に認定された。キリングループは「キリングループ長期環境ビジョン」を定め、①生物資源、②水資源、③容器包装、④地球温暖化の4つのテーマに取り組んでおり、“地球温暖化”の防止においては、「バリューチェーンでのCO2排出量を2050年までに1990年比で半減する」という高い目標を掲げている。徹底した省エネ活動のほか、太陽光発電や風力発電および排水処理設備から得られるバイオガスを利用した発電などの再生可能エネルギーの活用、容器軽量化や共同配送を含むバリューチェーンでのCO2削減の取り組みなどを進め、「資源循環100%社会の実現」を目指している。