【8月号】 ナスが美味いシーズンだ。

      執筆者:auc_shonin

今年も、山梨の農業生産法人 山本ファーム(有)からは、大黒ナスに翡翠瓜、落合芋、そして樹上完熟の桃と、たくさん送っていただいた。

どれも味は折り紙つきだが、いつもその大きさに圧倒されるのが「大黒ナス」だ。
山本ファーム(有)のオリジナルブランドで、手の平に乗せるとずっすりとする。
このナス、肉質が緻密で、ステーキにして両面を焼いて食べたり、天ぷらにして食べるのが好きで、美味しくいただいている。

農業生産法人 山本ファーム(有) 山梨県甲州市塩山千野4221、FAX:0553-32-1788

7月30日に、彦根に行く機会があって、市内を歩いていて、伝統野菜を扱う漬物屋さんの前で、近江の「下田ナス」にめぐりあった。
この時期だけ食べることができる新漬が店の前に並んでいた。
試食用を一切れいただいたが後を引く味で、下田ナス串を買い求めた。
この串刺し、お祭りや縁日などでは、このようにして売るそうだ。
下田ナスは、卵を一回り大きくしたぐらいのものだが、新漬は、ジューシーで美味しかった。

その週の2日には仙台にいた。
仙台では、農家レストランで、渡辺採種場の松島交配「美男ナス」をいただいた。
煮物と浅漬だったが、水なすの特徴を持っていたから,煮物は煮崩れなく柔らかく煮えていた。
しかし、仙台に来たら仙台長なすだ。
漬物には、10センチほどの小ぶりの細長いなすを漬けるようだが、13-5センチほどに育てれは、煮なすなどどんななす料理に使っても、肉質が柔らかいだけに、非常に美味である。

東京でも寺島ナスのイベントが始まった。
小金井市の「江戸東京野菜でまちおこし連絡会」が、夏のイベントとして「江戸の夏を食べる」を、8月1日から9月30日までの2ヶ月まで、実施している。
現在、8店舗が、この企画に賛同して、取り組んでいるが、小金井以外にも、かつての産地、寺島(東向島)でも、地域の皆さんが栽培し、「寺島なす スイーツ甲子園」なるイベントを開催し、創作された作品は、商品化されたとも聞いていて、江戸の夏は「寺島なす」を味わうという食文化が定着しつつある。
江戸東京野菜に関する情報がありましたらお知らせください。

E-Mail : ohtake@topaz.plala.or.jp

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江戸東京野菜は、江戸からの伝統と季節を味わう野菜で、もちろん地場野菜です。

地方からやってくる季節の先取り野菜より、ずっと個性的です。

(農産物の生育は天候に左右されますので、収穫予定は変わることがあります)

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